国会での模様を映像でご覧いただけます
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出る杭は伸ばす
外国では、成功した人がいると自分も成功しようと頑張りますが、日本では、「出る杭は打たれる」と言われるとおり、成功する人の足を引っ張る傾向があります。しかし、中小企業を含め、「出る杭は伸ばす」という形で、新規事業への挑戦やイノベーション(技術革新)を支援していかなければ、社会の活力は生まれませんし、国際社会の中で日本が取り残されてしまいます。ベンチャー企業への投資を促進するエンジェル税制の拡充、不動産担保や保証人に頼らない融資制度の充実、再挑戦支援窓口の設置などに引き続き取り組んで参ります。最近、景気回復はいよいよ本格化してきました。今年の公示地価は全国平均で16年ぶりに前年度比でプラスとなり、地方中核都市でも上昇しています。失業率も9年ぶりに4パーセントを切り、賃上げも雇用拡大も進んでいます。この「上げ潮」ムードを確かなものにし、そして実感できるようにしていかなければいけません。
野党は「格差」を選挙の争点にしています。無論、それが公正を欠く形でもたらされることは許されません。相場操縦や顧客への説明義務違反、下請けいじめなどの中小企業に対する圧力、非正規雇用職員の待遇の低さなどの不合理な雇用ルール、こうした部分にきちんとメスを入れていくべく、昨年成立した金融商品取引法の着実な施行や、労働関連諸法、独占禁止法などの改正に全力を尽くします。
チャレンジの教育
また、充実した「人づくり」を通じて、成功の機会を増やしていくことが必要です。教育基本法の改正に続き、教員免許の更新制や教育委員会の改革などを法制化しました。ゆとり教育の見直し、いじめ問題への対処、放課後子どもプランの拡充にも取り組んでいます。今子供に必要なのは、苦難にチャレンジする気概を養うことです。日本青少年研究所の調査では、「将来のために今頑張りたい」と考えている小学生は、北京とソウルで7割以上なのに東京では半数以下とのこと。最近は我慢ができない子供が増えているように感じます。産科医の激減などの背景に通じることですが、きつい仕事や危険な仕事、重い責任を避ける現在の傾向を変える必要があります。学校でも家庭でも、欲しい物をすぐ与えるのではなく、熟慮や努力の結果として手に入れるという教育をしなければいけません。また、他人や公益のために尽くすことの尊さを教えるべきです。もちろん、額に汗して働くことが報われる仕組みを報酬など待遇面でも整えていくことが必要になってきます。さらに、優れたもの作りの技術はしっかり国内外に素晴らしさを広め、匠(たくみ)の技が市場で評価されるようにしてその発展に努めていきます。学生の期間からの職業教育の整備も行います。
就職氷河期に正社員になれなかった全国に97万人いるという年長フリーターや、ネットカフェなどを転々とする「ワーキングプア」と呼ばれる若者たちへの対策も進めなければなりません。彼らの研修・就職の機会を増やすための予算を今年度350億円以上計上しています。住居確保の手法も検討します。また、採用に際して年齢差別を撤廃する立法措置を講じ、雇用確保を目に見える形で図ります。
無論、ベテラン世代の方々に関しても、UターンやIターンなどといわれるような形でこれまでのご経験を地域に還元したり、自己啓発や再雇用、子育て支援などに携わったりするなど、引き続き活躍していただける環境を整えて参ります。
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