全力疾走

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昨年の衆議院選挙で、民主党のマニフェストには八ツ場ダムなどの建設中止が盛り込まれました。その後国が建設凍結を発表した48のダム建設のうち、現地で住民や自治体との意見交換をしたのはいったいいくつあるのでしょうか。

全国規模の選挙に勝利したからといって、必ずしも明確な争点となっていなかった局所的な事項について書かれたマニフェストを、利害当事者の意見を聞くこともせずゴリ押しするのは、少数派の不当な抑圧だと思います。

現に、前原国土交通大臣が建設凍結を明らかにした設楽ダムにつき、建設の是非が最大の争点となった昨年10月18日の愛知県設楽町長選挙では、建設推進を訴えた無所属新人の横山光明氏が圧勝しました。これに先立つ昨年2月には国や県とこのダム建設に関する協定書まで結ばれているとのことです。確かに水源対策や治水対策として費用対効果が少ないダム建設については見直しも必要だとは思いますが、既に移転したり負担をしたりしている住民のことを考えれば、今後公正な手続が望まれます。

これ以外にも、各種陳情は民主党の幹事長室を通せとか、新人議員は事業仕分けには参加させないとか、小沢幹事長の非民主主義的体質は目に余ります。もっとも、こうした強権を背景にしないと政策でバラバラの民主党はまとまっていけないのでしょうが...